はじめに

病院長挨拶

実りある未来へと続く2年間を高槻で

古川 福実
高槻赤十字病院 院長
古川 福実

当院の臨床研修は、プライマリ・ケアを実践することが可能な医師、倫理感を持った医師、診療情報の収集把握を通じて治療計画を立て、これらを家族に説明し、治療の選択肢を呈示するインフォームド・コンセント能力を持った医師の養成を目的としています。
これらの能力を開発する基礎となるのが、臨床研修期間であり、診療に関する基本的事柄を修得させるのが最大の目的です。

当院は、地域の中核病院として、様々な症例の疾患の診療に取り組んでいます。一般的な症例が多数経験でき、卒後臨床研修を行う環境としては、正に理想的といえます。また、経験豊富で教育熱心な指導医も多数在籍しており、安心して研修に打ち込むことができます。診療科の垣根が低く、総合内科と専門各科の緊密な連携が行われています。各科の専門医にすぐコンサルトすることができるのも、中規模病院である当院の利点であると言えます。

そして、研修責任者が定期的に研修医と面談し、研修医に対するフォローを特に配慮しています。

研修スケジュールは、1年次に内科8ヶ月、外科2ヶ月、麻酔科・救急部門1ヶ月、小児科0.5ヶ月、産婦人科0.5ヶ月をローテートし、2年次には救急部門を2ヶ月、精神科0.5ヶ月、地域医療を1か月、選択科目を8.5ヶ月研修します。特に救急部門と精神科での研修については、近隣の救命救急センター、精神科を専門とする病院と連携し、より質の高い研修を行うことができます。選択期間も長く設けており、基本、必修研修で補いたい分野を研修することも可能ですし、将来の専門科を選ぶ期間として活用することもできます。

研修医の皆さんが受ける2年間の臨床研修が、将来へとつながる実りの多いものとなるよう病院全体でバックアップします。その基本は、自らが患者さんから学び、真の医師力をつけるために勉強することです。そして、病院はチームで動いています。病院が何をしてくれるかを期待することも大事ですが、自分が病院のために何ができるかを考え、実践してください。

人の意見に耳を傾け、知識や技術の修得に意欲的な方をお待ちしております。